接ぎ木をしました

皆様、新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、
体調など崩されず、元気でお過ごしでしょうか。

前回の更新が2月頭で、
そのときは、わずか数か月で世界がこんなことになるなんて
想像もしていなかったです…
今しばらく、不便な毎日かと思われますが、
皆様体調に気を付けて過ごされますよう、お祈りしています。

世界が目まぐるしく変化する間も、栗畑はなにも変わらず、
毎年の営みを続けています。
栗畑でゆっくりと、しかし確実に流れる時間の流れに、
とても癒されるのはいつものことですが、
今回は特に、飛行機が全然飛んでいない空を見上げて、
車の音がしない、静かな栗畑にいると、気持ちが落ち着いて、
とにかくやれることを、やれるだけやろう、という気持ちになれました。

 

さて、今回は、今年の頭からプロジェクト?が進んでいた
「接ぎ木」について、ひと段落しましたので、記事を書こうと思います。

栗を栽培するうえで「接ぎ木」がとても重要ということは、
あちこちで読んだり聞いたりして、知ってはいたのですが、
どうも、難しそうだな…と、今まで敬遠していました。

でも、今年に入って、いろいろ知識を教えてもらううち、
「実のなりが悪い栗の木は、接ぎ木をしないと、ずっと実がならないままだ」
と、いうことに、気づかされたんです。。

栗の木にも、やはり、よく実がなる木と、そうでもない木があって、
実がならない木も、剪定とか肥料とかで、実がなるように努めるわけですが、
遺伝上の性質で、どうにもならない部分があるとのこと。
そういう木には、実のなる木から枝を持ってきて、接ぎ木すると
穂木(接いだ枝)の性質が活きて、いい実をつけることにつながる、ということみたい。
なるほど…!

よし、やってみよう!
ということで、本を読んだり話を聞いたり動画を見たりして、準備しました。
youtubeでもいくつか、親切に、接ぎ木のやり方を紹介してくれるものがあるんですよ。
これから挑戦される方は、ぜひ参考にされるといいと思います。

今回実施した「剥ぎ接ぎ」は、ごくごく簡単にいえば、
↓台木の皮を剥いで、(左右二か所)

↓穂木の皮も剥いで差し込んで、くっつける、
(参考、台木:銀寄、穂木:筑波)

以上、それだけではあるんですけど、
何が難しいかって、切ったり剥いだりするのももちろん難しいのですが
何というか「全く何の手ごたえもない」んですよね…。

えっこれでいいの??と思いながら作業が続き、
クエスチョンマークのまま作業が終わり、
それからしばらく(2週間以上)は待ち時間。何とも気を揉まされる…。

そして、上の写真の枝は、恐らく失敗なんです。。今のところ芽は出ていません。
何で失敗だったのかもよくわからないんですが…。
もうしばらく様子をみてみようと思います。

↓下の写真は、成功したほうの枝です。
(参考、台木:銀寄、穂木:筑波)

なんというか、台木の勢いがいいのかなあ?
皮を剥いだときに、形成層がはっきり見えたんですよね。
前の写真は、台木がもっと太い枝だったので、形成層がそれほど厚くないのかも。
接ぎ木も、台木と穂木の太さが同じくらいのほうが、成功しやすいようです。

↓穂木を挿してから、メデールテープという、
接ぎ木界では超有名なテープで巻きます。水が入ると良くないらしい。

↓こちらが今日の写真。芽が出ています!

(↓近くの枝でもう一か所接いだんですが、そこも芽が出ていました!)

↓熊本の栗農園でも、お知り合いの栗農家さんに穂木をいただいて接ぎ木していたものが
芽が出てきたそうです!
(参考、台木:利平、穂木:利平)

ほんとによかった。
今回は、熊本の栗農園と、箕面とどろみ栗農園の両方で接ぎ木をしていたんですけど、
どちらかの畑に応援に行けるような状況でもなく、
おすすめのyoutube動画を知らせたり、情報交換して、
ある意味、今最先端?の「リモート接ぎ木」でした。
これから、この新しい枝たちにも大きくなって、たくさん実をつけてほしいです。

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