真ん中の畑植え替え、その後
オガタマ栗農園の三枚の栗畑のひとつ、「真ん中の畑」の栗の木を伐採し、新しい苗を植えたのは、今年の一月のこと。
正月に伐採開始したときの様子は、前々回の記事で書いた通りですが、
先日栗畑に行く機会があったので、今の様子はどんな感じかレポートしたいと思います。
写真では見ていたのですけど、実際畑に行ってみて、その何もなさにほんとに驚きました。

これまで、三枚の畑の中で一番うっそうとして、太陽光もなにも入らない場所だったのに、
解放感の凄いこと。
奥に見えるのは、切った木を保存しておくためのビニールハウスです。ここで乾燥させるらしい。
新しい木の苗もしっかり植えられていました!

中央に見えるのは新しい苗と、支柱の竹です。
その奥、遠くに見えるのは、今回伐採しなかった利平栗の木が二本。大きさの違いが凄いですねえ。
あと何十年か経ったら、この苗木も、こんなふうになるんだろうなあ。ほんとにすごい。
今回、真ん中の畑に植えた木の種類は「利平」がメイン。
利平をメインで植えた理由はひとつ、「需要が大きいから」です。
収穫量は少ないのですけど、利平をお探しのお客様が本当に多いので、ここはひとつ、利平がんばろう!ということで、植えました。成長が楽しみです。
次に植えたのは「銀寄」。
栗の木は、一枚の畑に一種類の木だけだと、実の成りがよくないそう。詳細はわかりませんが、受粉の関係とかかなあ。
なので、栗畑には必ず、収穫時期の違う何種類かの木が植えられています。
それで今回は、利平より収穫時期の早いものを、ということで、銀寄を植えました。
(本当は、早生栗の「丹沢」を植えたかったそうなのですが、注文時期が遅くて品切れだったらしいです…)
それから、数本だけですが「ぽろたん」を植えました。
ぽろたんは、最近開発された「渋皮がぽろっと取れる栗」です。
検索したら、農水省のHPで紹介されていました。ページはこちら。
栗といえば、天津甘栗がとても有名ですが、あの渋皮のポロっと取れ具合はすごい、と常々思っていて、
今回ぽろたんのことを調べていて知ったのですけど、渋皮が取れるかどうか、というのは、栗の種類によるらしく、
中国の栗は、渋皮がきれいに取れるみたいですね。
それで、日本でも渋皮が取れる栗を、ということで開発されたのが「ぽろたん」らしい。
今回、二本くらいこの「ぽろたん」も植えています。
大きくなってきたらどんな栗が取れるのか、ほんとに楽しみ。
将来「ぽろたん」として通販できるようになればほんとにいいなあ、と思っています。
さて、切り倒した栗の木は、きれいに切り揃えられて、家の庭に並べられていますが、
今回、その木を見てびっくり、
断面に大きな穴が開いているんです…!
これは、テッポウムシのしわざ。
上の畑では、木を食い荒らされないよう、テッポウムシ駆除をずっと継続していますが、
真ん中の畑ほど大きくなった木は、駆除はしていませんでした。
でも、実は、テッポウムシは常に木に入りこんでいて、幹に大きな穴をあけていたんですね…!

これほど大きな穴が開いていても、毎年変わらずに栗を落としてくれていた、真ん中の畑の木たち。
その生命力は、ほんとにすごいと思いました。
真ん中の畑の木は、代替わりはしましたが、次を引き継いだ栗の木も、近いうちに大きな栗の実をつけてくれることでしょう。
今回、畑を直接見に行って、栗の木そのものだけではなく、その魂のようななものも、確実に引き継がれているな、と実感しました。
また、芽吹きの季節がきたら、畑の様子をレポートしますねー!