テッポウムシ駆除、その後
以前の記事で、栗の木を食い荒らす害虫「テッポウムシ」の駆除の様子をお伝えしたのですが、
それから、ブログのアクセス解析を見ていますと、
テッポウムシの駆除関係で、検索して来てくださる方がけっこう多くて、
この話題の関心の高さを実感しました。
たぶん、テッポウムシの被害に困っている方も多いんだろうなあ。。
先日、栗畑に行った両親がテッポウムシの駆除作業をしたとのこと。
いい機会なので、いろいろ聞いてきて、記事にまとめてみているわけなのですが、
一番印象に残ったのは、父の「テッポウムシ駆除には終わりはない」とのお言葉でした。
……なにやら名言チックですな……。
でも特に深い意味を持たせてあるわけではなく、まさに言葉通りに終わりはないってことみたい。
それは何故かというと、「栗の木に寄生したテッポウムシを退治しているから」
言いかえると「テッポウムシが木につかないようにする方法はないから」
もしくは「テッポウムシが木につかないようにする方法(薬)は使っていないから」
ということらしいです。
つまり、農薬を使わないでテッポウムシを駆除するには、どんどん木についてしまうテッポウムシを、ついた順番に駆除していくしかない、ってことみたい。
以前の記事でも書きましたが、テッポウムシは木の幹を食いながら進み、長い穴を作ります。
栗の木、特に若い木には、幹に大きな穴が開いてしまうことがひどいダメージになるので、若木のテッポウムシ寄生にはまめに注意を払い、駆除していきますが、熊本の栗畑界隈では「テッポウムシ駆除は若木のみ」というのが常識のようです。
もちろん、樹齢のいった栗の木にもテッポウムシはつきます。寄生に気付いたときには、木の幹には大きな穴が開いてしまっていることが殆どです。
でも、もう大きく太った木では、テッポウムシの穴が開いていても樹勢には大きく影響しないみたい。
歳を重ねた大きな栗の木の枝を切り落とすと、大抵切り口にはたくさんの大きな穴が開いています。それでも元気に栗の実をつけているんだから、栗の木ってすごいなあ…と思うばかりです。
先日行われたテッポウムシ駆除は、寄生している穴を見つけ出して、木酢液で浸した綿を詰める、というものでした。テッポウムシがいる穴には、オガクズのようなフンがたくさんついているのですぐにわかるそうです。
以前に父が習った駆除の仕方は、木酢液でなく消毒薬のクレゾールを浸す、という方法だったらしいのですけど、農薬は使いたくないので、ということで、木酢液に変更。
しかし…
変更してみたはいいけど、果たして駆除できているのか??
そこはかなり疑問というか不安なところだったのですけど、先日畑を見に行った父の報告では「かなり退治できてる」ということでした。
結局、薬の力というよりは、穴を綿で塞いでテッポウムシを窒息させる、という意味合いが大きいらしいです。
なので、塞ぐものに浸す消毒液が違っても、そこまで影響は出ないものみたい。
やっぱり、木に寄生したテッポウムシを窒息させて駆除する、という方法のため、
新しくテッポウムシが寄生するたびに駆除しないといけないんだって。
いたちごっこ、、、というか、
これも、同じ栗畑を食い扶持とする生き物どうしの在り様なのかなあ、とか、そんなことを考えました。
栗畑の若木は、去年の冬、とても細いし生き延びられるのか??とか思って心配していましたが
今ではとても逞しくなって、葉をいっぱいに茂らせています。
テッポウムシに負けず、すくすく育って立派な実をつけてもらいたいものです。