2017年の栗収穫は終了しました!

今日、10/5で、今年の栗の収穫と販売はすべて終了しました。
購入いただいた皆様、応援してくださった皆様、
ブログやフェイスブックをご覧いただいた皆様、
ありがとうございました!

今回は直前に台風直撃の危機に見舞われるなど、実際に収穫が始まるまでハラハラしっぱなしでしたが、
蓋をあけてみれば、ここ数年で一番の豊作でした。
去年までだと、早々に売り切れてしまって、欲しい方に販売できずに歯がゆい思いをしていましたが、
今年は、去年よりは多くの方に手に取ってもらえたと思います。
わずかではありますが、進歩することができて嬉しいです。

私たちが栗の産直販売を始める前は、栗は、農協(今はJAかな)に出すか
買い取ってくれる業者さんに出すか、どちらかでした。
私は、農協に出したことはないので、その実際はわからないのですけど、
業者さんに出したことは何回かあって、
毎回、毎年、買い取り価格が全然違うのに、毎回驚いていました。

やっぱり、もちろん、豊作の年の買い取り価格は安いし、
不作で収穫量が少ない年は高いです。
安い時は、ほんとに、買いたたくとはこのことだよね…みたいな安値でしか買ってくれないし、
高い時でも、今出している価格よりずっと安くて、
(もちろん、運送料とかもろもろの経費が上乗せされているとわかってはいても、それでも、)
なんで産地が、こんなに安く買いたたかれなくてはいけないんだろう??という疑問が
ネット販売を始めるきっかけの一つにもなったんですけど、

もうひとつ、豊作の年の安さが、いつも衝撃でした。
豊作は喜ばしいことなのに、なんでこんなに、ただ同然ってくらい
安い評価をくだされなければならない?
こんなに栗はよくできていて、立派でおいしいのに、、、

という思いが、ずっとありました。

頭ではわかってるんですけど、たくさん流通すれば安くなることは、
けど、安くなり方が酷すぎて、たくさん売っても追いつかないような状況だと思うんですよね。
結果的に農家の収入は減るんじゃないかなあ?
これじゃあ、いいものをたくさん作ろう、って熱意は削がれちゃうよね…
ただでさえ、天候やら虫害やら、たくさんのものと立ち向かってものを作ってるのに。

ちょっと話がそれましたが、
今年は去年より豊作で、きっと、市場の値段は下がったはずと思うんです。
だけど、うちの栗を、去年と同じ値段で、たくさんの方が買ってくれました。
というか、今年は、送料別にしたので、実質値上げ、しかもかなりの値上げになってしまったのに、
それでも買ってくださって、
毎年買って下さる方も、同じように買ってくださって、
美味しいと言ってくださったのが、
すごく、ものすごく嬉しかった。

流通の仕組みとか、市場の原理とか、いろいろあって
生産物の値段は変わるものだとは思うけど、
こんなふうに、丹精込めて作ったものを、豊作不作にかかわらず
同じように買ってもらうことは、
すごく大事なことなのかもしれない、と思いました。
金額的な面ももちろんですし、農家の気持ちという上でも。

本当に、皆様に感謝しかない、と思ったこの一か月でした。

ありがとうございました。
またこれから、来年の収穫に向けて頑張ってまいります。

また、収穫量など、詳しいレポートを書かせてもらおうと思っています。
来年以降も、オガタマ栗農園の栗をよろしくお願いいたします!

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